| CG基礎理論 | -
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「シナリオに文才は必要ない。しかしルールを知ることは必要だ」と本書は主張します。ヒットする映像作品には共通の黄金則が存在するのです。 今まで日本では、「シナリオは文芸であり、それを基に制作される映画は感性と芸術性で作られる」と考えられてきました。シナリオに合理的な分析を加えたり、共通基準を見出すべきではないとされてきたのです。しかし、映像作品には国境がないうえに、ルールを理解し、それを満たしたシナリオを書けば、世界に認められる作品を生み出すことができます。 コンテンツ制作現場の第一線で活躍してきた著者が、その豊富な経験と知識から、シナリオライティングを工学的アプローチによって明確に解説・例証し、シナリオライティングのルールを解き明かします。 【構成】
【目次】 第1部 シナリオ作成の基礎知識 第1章 従来型のシナリオを知る 1 シナリオの由来 2 シナリオの構造 3 シナリオの現状と将来 第2章 ものがたりの本質を知る 1 ものがたりの起源 2 ものがたりに共通するルール 3 ものがたりと映像の接点 第3章 映像表現の歴史とシナリオ 1 コピー可能な最強の表現手段 2 映像で何ができるか 3 映像共通のシナリオ構造 4 ゲーム時代のシナリオ 第2部 筋立て(ストーリー)構築の方法 第4章 黄金則の1:プロット(梗概)を作成する 1 プロットとは何か 2 ショートプロット(Sプロット) 3 ミディアムプロット(Mプロット) 4 ロングプロット(Lプロット) 第5章 黄金則の2:Lプロットをロットに分けフルプロットを作成する 1 フルプロットの役割 2 ロットの由来と概念 3 ロットの工学的分析 4 ロットのガイドライン 5 フルプロットの構成 6 オリジナルストーリーの場合のロット作成 第6章 黄金則の3:(シナリオ作成用)設定資料を整える 1 筋立て(ストーリー)の設定情報 2 描写(テリング)の設定情報 第3部 描写(テリング)構築の方法 第7章 黄金則の4:フルプロットからシーンを作成する 1 シーンの役割り 2 シーンに入れるべきもの 3 シーン作成の技術 4 シーン作成の実際 5 動きとせりふ 6 時間(長さとタイミング)の調整 7 シーン設定のルール 第8章 黄金則の5:ポイントを設定する 1 ビジネスとしての映画には必須 2 ポイントの役割り 3 ポイントの工学的分析 4 ポイントの構成と挿入 第9章 黄金則の6:リマインダーを設定する 1 リマインダーの役割り 2 リマインダーの工学的分析 3 リマインダーの作成と挿入 4 感情(ドラマ)カーブを利用する 第10章 黄金則の7:分析・評価にもとづき、リライトをする 1 シナリオの分析・評価 2 読み返しと書き直し 3 よりよいシナリオへ 参考文献 あとがき 索引 【著者紹介】 東京都出身。アニメーション・プロデューサー、ディレクター、シナリオライター。慶應義塾大学法学部からフジテレビ編成部、南カリフォルニア大学シネマスクールを経て、東京でJCGL、ロサンゼルスでメトロライトスタジオを創設、1996年東京工業大学大学院の後期博士課程修了(情報理工学)。慶応義塾大学 大学院教授を経て現在、東京工科大学大学院教授。片柳研究所クリエイティブラボ主宰。 これまでテレビドキュメンタリ、スタジオクイズショー、時代劇、アニメ番組、コンピュータアニメーション、PC用ゲームなどの企画・シナリオ・制作及びその制作システムの研究・開発を手がける。 著書に『映像コンテンツの作り方 -コンテンツ工学の基礎-』(ボーンデジタル)、『メディアコンテンツの制作』(画像情報教育振興協会)など。 主な業績は芸術祭優秀賞(ドキュメンタリ「母と地球」)、文化庁優秀番組賞(アニメ「子鹿物語」)、アカデミー特別視覚効果賞(メトロライトスタジオ「トータルリコール」)、エミー賞(同「ABCワールド」)、通産大臣賞(JCGL)、総務省団体表彰(クリエイティブラボ)、ディジタル映像制作システムの研究開発(文科省オープンリサーチセンター)など多数。 |